株式会社　光信不動産 | 日記 | トイレタンクは意外と繊細です

先日入居者様よりトイレの流れが悪くなってしまいトイレットペーパーも流れなくなってしまったと問い合わせがあり、ラバーカップと配管の薬剤等をもって行ってまいりました。

すると、確かに水を流しても溢れることはありませんが、ゆっくりと便器内に水がたまっていくばかりで勢いよく流れません。
しかし、ラバーカップを使っても詰まりを感じない。
入居者様も何かを落としたりしていないし、流せるウェットシートも使わないようにしているとのこと。
想定よりずっと奥に原因があるのか？？

だが、バケツで勢いよく水を流すとしっかり流れていく。。。

タンク内をのぞいてみてもフロートに問題は無さそうです。




ん？？？



よく見るとタンクの下にうっすら白いヌメリが溜まってる？
そして何やら石鹼の臭いが、、、

やつでした。

【ブルーレット　ドボン】

この商品、本当に危険です。
なぜ販売中止にならないのか不思議でなりません。

今回はこのドボンが溶けてドロドロになったものがタンクと便器の間の給水管に詰まって、水の勢いを弱めていました。
なので止水してヌメリやカスを除去し、事なきを得ましたが、
一昨年は別の方が同じくドボンタイプがフロート弁に引っ掛かり水が止まらなくなってしまったという事例もありました。

トイレタンクは単純な構造ですが、その分構造に少しでも余分な要素加わるとすぐに機能しなくなってしまいます。

暮らしの安全・安心を考える上で非常に大切なトイレ。
「汚れが付かない○○」を使うばかりでなく、こまめな掃除が最も清潔で安全です。
トイレ（特にタンク）には余計な手を加えないように皆さんも気を付けてください。